佐賀城跡 今月の花   9月 戻る
  イタドリ  タデ科         バックナンバー

   お堀の隅で: 山里では、土手のスカ
  ンポやシーカイカイの名で知られ、道草
  の材料であった。春先の目立ちはタケノ
  コの形をして出てくる。もぐと、「ぽっくり
  と」の感じで折れる。皮を剥ぎ食べると酸
  (ス)っぱい。かっての子供の野のおやつ
  であった。また、5〜10cmに切り両端の
  皮を少しめくり茎の中に竹を通して川
  の流れつけると水車のように回転する
  玩具として遊ばれた。
   佐賀城趾では堀に入る流れの石垣の
  間などに生える。

   小花にも眼を: 芽立ちの頃は人目
  を引くがその後は忘れられがちである
  が、小さな白花は近づいて見ると愛らし
  いものである。
  
  
  イタドリの名前の由来は:痛みと
 りの効用から「疼取り」となったもの。
  中国名は虎杖。「杖」は茎を形容
 し、「虎」は茎の斑点による。中国
 ではイタドリの茎の杖をつくと中風
 予防になると言い伝えられている。

  生命の強い草:低地から高地まで
 分布し、火山地帯の無草地帯など
 植物の生えにくい場所の最前に生
 えているのはイタドリである。
  日本には外国の植物がたくさん進
 入し、帰化植物と呼ばれているが、
 日本の植物も外国の空き地や路傍
 などに繁茂している。その代表的な
 ものがイタドリである。