佐賀城跡 今月の花   12月 戻る
ヤ ツ デ  ウコギ科          バックナンバー
■ヤツデの名前は、葉が多数に裂けた様子を八裂の手に例えたもの。八は多数を意味する。

■掌状に裂けた大きな葉が特徴の常緑低木で、テングノウチワ(天狗の団扇)、テングノテ(天狗の手)、オニノテ(鬼の手)などとも呼ばれる。

■葉には、魔力を防ぐ呪力があると信じられて玄関や庭に植えられる。また、日陰、大気汚染に強いことから都市緑化にも使われる。

■日本特産。茨城県以南の本州、四国、九州、沖縄の海岸に近い林内などの暖地に分布する。

■花は冬季。雌雄花が同居する花が多いが、雄花のみのものもある。雌雄花が同居のものでは、自家受粉による種の弱体化をさけるため、雄しべが先に開いて花粉を出し、2-3日後に花弁と雄しべは落ちて雌しべが熟する。
雄花のみの花は、左下の写真を参照ください。

■鹿児島では、近隣に伝染病が発生すると部落や家の入口に縄を張り、ヤツデ、ナンテン、コショウを吊し「なんでん来たときは八手で捕まえ、胡椒を食わせて毒を消す」といい疫病を払ったという。

雄花のみをつけた花 雌雄花をつけた花のつぼみと開花 雌雄花をつけた花